【人事→IT営業】転職面接の質問と回答例10選!内定獲得のコツを公開

転職活動中の20~30代の皆さん、面接で「うまく答えられなかった」と後悔したことはありませんか?

私は転職活動で異業界企業の内定をいくつか獲得しましたが、最初は面接での受け答えに苦労しました。私も含めてですが、多くの人は仕事上で面接を”受ける”側になる機会が少ないかと思います。慣れていないからこそ、転職活動の面接は徹底した準備が必要です。

このブログでは、出張先で作業したいビジネスマンの皆さん、資格取得に向けて勉強している学生さんに向けてノマドワークに適したカフェを紹介しておりますが、
今後は私の経験をもとに転職に関する実践的なノウハウも発信していきたいと考えています。

第1回目は、私が内定を獲得したIT企業(法人営業職)の面接で聞かれた質問と回答例10選をそのまま公開します!

転職活動の皆さんだけでなく、新卒の就職活動中の学生さんもぜひご覧ください。

1. 転職面接は準備が9割!

面接の成否は、準備でほぼ決まります。
私は転職活動を始める前、面接で「何を聞かれるか」「どう答えるか」を徹底的に整理しました。
その結果、10社に応募して8社の書類選考を通過し、複数社から内定を獲得できました。

この記事では、以下の内容を具体的に解説します。

・転職のきっかけと軸
・面接までのプロセス
・実際の質問と回答例
・面接成功の秘訣

2. 転職のきっかけと軸

私が新卒で入社したのは誰もが知る大手企業で、非常に安定した基盤で経験を積める環境でした。

一方で社歴を重ねる中、コロナ禍を経験したり、大手企業が統廃合していく様子を目の当たりにしたり・・・自分を取り巻く環境が日々大きく変化している、さらにその速度が年々早くなっていく感覚がありました。

30代である私たちは70代、80代まで働くだろうと言われています。

1業界でしか経験を積んでおらず、狭い知見しかない状態で働き続けられるのだろうか?そう考えたタイミングで、転職を決意しました。

また、長く働く中で「”今会社から用意されている仕事だけをこなす人間”ではなく、”今ない仕事を生み出せる人間”であること」により、AIに取って代わられない存在になりたいと考えるようになりました。

上記を踏まえ、私が転職の軸として据えたのは以下の2つです。

  1. 現職とは異業界・異業種であること
  2. 取り扱う商材に今後も開拓余地があり、市場が飽和していないこと(=市場にこれから商材を浸透させていくフェーズであり、その中で様々な仕事が生まれる状態であること)

3. 面接に至るまで

転職活動は、転職エージェントを活用して進めました。
履歴書・職務経歴書を提出後、エージェントから紹介された10社のうち8社で書類選考を通過しました。(エージェントさんの選定や書類の書き方については、後日公開させていただきます)

そして、エージェントのサポートを受けつつも面接前の準備はほぼ独力で完結しました。

転職の面接で聞かれることはほぼ決まっています。定型化された質問に答える内容と、その内容に対する深堀りを事前に自分の頭の中で整理できれいれば、準備としては十分かと思います。

4. 面接で受けた質問と回答内容

以下、内定をいただいたIT企業の1次面接で聞かれた内容と実際に回答した内容です。

  1. 自己紹介をしてください。
    【回答内容】
    ●●と申します。本日は貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございます。
    私は現在株式会社●●●に勤務しております。
    現在は人事部に所属し、採用活動と1~5年目社員の目標管理業務を担当しております。
    これまで、主に●●●のプロジェクト管理を経験しており、主にプロジェクトメンバーを率いることを軸に置いた仕事をしてまいりました。
    プロジェクトマネージャーとして、ステークホルダーと関係構築した上での課題解決力であったり、自律的に計画を動かしていくマネジメント力が身についていると自負しております。
    これらの経験を生かし、御社ではお客様の能動的な行動を促せる営業パーソンとなり、お客様の事業成長を推進できる人物になりたいと考えております。
    本日は宜しくお願いいたします。
  2. なぜIT業界への転職を希望しているか?
    【回答内容】
    プロダクトを通して、お客様の収益最大化を推進したいからです。
    ITソリューションサービスにより業務効率化を促すことで、思考に使う時間を生み出し、従業員様それぞれが自分の強みを生かしながら業務に取り組める環境作りができると考えております。このことが、どの企業様も目指しているであろう収益最大化に直結すると考えております。
  3. なぜ転職しようと思ったのか?
    【回答内容】
    日本の労働問題を解決したかったからです。
    現在●名の社員の勤務管理・モチベーション管理に携わっておりますが、仕事の多くの時間を形骸化された業務が占めており、このことによるモチベーション低下が顕著であるように見受けております。
    自社内の働き方改革に留まらず、あらゆる企業の業務効率化に携わり、日本の労働問題を解決したいと考えるようになり、転職を決意しました。
  4. この職種(営業)を希望する理由は?
    【回答内容】
    お客様の中長期的な課題を解決することで、自身のビジネスパーソンとしての価値を高めたいと考えたからです。
    現職は売り切り型ビジネスのため、営業の場面では、お客様が抱えている根深い課題を長期的に解決できるケースは多くないように見受けておりました。
    御社では営業職として、お客様の抱えている課題を特定し、中長期的な解決を支援しつつ、納得感を持って自走していただける環境を作ることが必要だと考えております。
    このことを通して、自身の課題解決力の幅を広げていきたいと考え、営業職を志望しております。
  5. この職種(営業)で最も重要なスキルは何だと考えますか?
    【回答内容】
    主体性です。
    (→面接官から、「なぜか?」と深堀り)
    お客様の課題を中長期的に解決するためには、会社から課されている目標を達成しているかは正直重要ではなく、
    営業パーソン自身が、お客様の暗黙知を理解しようとし、ニーズを察知することが大前提になると考えております。
    これは人の指示を待っているだけでは成し遂げられないため、主体性が最も重要だと考えております。
  6. 営業においてお客様と向き合うために、何が大切だと思うか?
    【回答内容】
    お客様の課題を特定し、解決に向けて伴走するという姿勢を貫くことだと考えております。
    営業が必要なケースは、お客様が自身の課題に気付いていない、もしくは気付いていても何かしらの壁があって動けない状態にあり、サポートが必要な場面と認識しております。
    お客様と対話しながら業務整理を行い、何が課題となっているのか、何が壁になっているのかを特定し、伴走し続けることが大切だと考えます。
  7. 現職で難易度が高かった業務は?
    【回答内容】
    役職に関わらずプロジェクトを前に進めることが求められていたため、本来は上位職が行うような社長報告、関係部署への説明会、他部署責任者への説明資料作成等の業務を自ら率先して行っておりました。
    着任後数日目から実行していたため、進め方を模索しながら推進することに難しさを感じておりました。
  8. 5年後のビジョンは?
    【回答内容】
    マネジメントに挑戦したいです。
    今後長く働くにあたり、AIに取って代わられないスキルを身につけたいと考えております。
    人間にしかできない仕事は、これまでにない仕事を生み出すことと、人の温かみが必要なマネジメントであると認識しております。
    これまでにない仕事を、固定概念に囚われずに生み出すという目線を持ちつつも、5年後にはチームをマネジメントできている状態を目指していきたいです。
  9. 給与や条件の希望は?
    【回答内容】
    営業職が未経験であることを考慮し、年収●万円から●万円を希望しておりますが、御社の給与体系やポジションの責任範囲に応じて柔軟に検討可能でございます。
  10. 逆質問はありますか?
    【回答内容】
    ・入社までに勉強しておくとよい資格などはありますか?
    ・御社が競合他社と差別化するために注力しているポイントは何ですか?
    ・御社が今後3~5年で目指す目標や、業界内でのポジションはどのようなものになりますか?
    ・今後、御社が新たに進出を検討している市場やサービスはありますか?

5. 面接成功の秘訣

面接は覚えてきた内容の発表ではなく、あくまでも「対話」です。
以下の3つの準備が成功のカギになります。

  1. 回答の背景をイメージ
    面接での回答内容を単体で準備すること以上に、回答内容の背景まで頭の中でイメージしておくことが重要です。
    なぜ?と聞かれても応えられるよう、エピソードや理由を整理しておきましょう
  2. 具体性を意識
    事例を交え、説得力のある内容にしましょう
  3. 逆質問で差をつける
    企業や企業を取り巻く環境、課題、戦略を理解しようとする姿勢を見せましょう

6. おすすめ転職エージェント

私が転職活動で活用したのは、転職エージェント「ソマリ」です。
個々の能力を丁寧に評価し、IT業界への転職を強力にサポートしていただけました。

特に、書類添削が充実しており、自身を持って応募できました。
IT営業を目指す方は、ぜひチェックしてみてください!
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7.  まとめ

この記事では、人事からIT営業への転職で内定を獲得した面接の質問・実際に回答した内容を紹介しました。
準備を徹底し、具体性を持った回答を心がければ、異業界への転職も成功に近づきます。

あなたの面接がうまくいくことを応援しています!